企画展

楠川敦士 作品展イメージと記号の会話

開催期間 2019-08-01~2019-08-12

楠川敦士
くすかわあつし

1993年大阪に生まれる。幼少期より画を描きはじめ、10代後半頃から
自らのイメージを題材に好んで描くようになる。そこには必ず文字や数字・
記号などがまるで会話の記録のように空間に書きこまれ、ストーリーのある
時空と躍動感を画面にあたえている。一貫して色鮮やかな油彩と油性マーカ
ーを併用した作品を手がける。
受賞歴 
 2014 大阪府現代アートの世界に輝く新星発掘プロジェクト
      第4回 『Alien』入選
      BiG-i アートプロジェクト
      第4回 『To the Space!1』入賞
 2015 大阪府現代アートの世界に輝く新星発掘プロジェクト
      第5回 『To the Space!2』入選
 2016 大阪府現代アートの世界に輝く新星発掘プロジェクト
       第6回 『サーカス』佳作 『飛び交う無線交信』入選
       BiG-i アートプロジェクト
       第6回 『夢をのせて』入賞 ほか



 楠川敦士作品の特徴のひとつは、空想的なイメージにあります。それは対象物などの観察から生じる形状的なものではなく、彼の内的世界に日常的に湧き起こる願望あるいは夢想がストレートに表出された形象です。たとえば、夜空の三日月がバナナに見えると直ちに組み立られたロケットがバナナ採りに発射されるというストーリーを描く、また留学で渡米中の大好きなお兄さんに会いたいと願うと自分が搭乗する飛行機がテーマになる、といった具合です。

 油彩による描画がめりはりのある明るい色調でスムースに終了すると、次はもうひとつの特徴である記号にうつります。ここから長い思索の時間がはじまります。キャンバスいっぱいのカラフルな画面にカラーマーカーで記号が画面を見つめながら一つずつ慎重に書き込まれていきます。記号はアルファベット、カナ文字、数字、時として音符やマークであったりで、他者にはまったく解読できるものではありませんが、結果として画面を構成する重要な要素になります。しかし、それは画面の副次的な装飾ではなく外在化した自身のイメージへのメッセージのようにみえます。


 楠川敦士作品は独自の願望あるいは夢想の無垢な表出といえますが、その魅力は誰もが無意識に感じてきたイメージ体験を想起させてくれる優しさにあるのではないでしようか。


     

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